胴調子(どうちょうし) 海釣り用語事典
竿の3番〜4番付近に最も曲がるポイントを設定してある竿のこと。
割と手元の方がよく曲がるので、先調子の竿と比べると、感覚としてはブヨンブヨンとした印象を受ける。
そのため、竿の操作性については、先調子の竿に劣る。
しかし、魚がかかってヤリトリする時には、竿全体がしっかりと曲がって魚の引きを受け止めるため、魚を竿でジワジワと弱らせていく感覚を味わえる。
何より単純に竿がよく曲がって楽しい。
チヌ釣りでは胴調子の竿が好んで使われるが、これはチヌが基本的に根に潜ることが少ない魚だから、ジワジワと弱らせてヤリトリする方が楽しいからだ。
竿がよく曲がるということは、それだけ魚に走る余裕を与えるということだから、根に入りたがるグレ釣りでは、あまり用いない方が良いと思う。特に尾長釣りでは。
こういう竿の特徴を把握して、自分の釣りスタイルにあった竿選びをすると、釣りがより一層楽しくなるはずだ。