ハリローテーション 海釣り用語事典
魚の食いを良くするため、ハリの種類を交換すること。
ハリをローテ―ションすることで、魚の食いが良くなる理由として
@ツケエの沈下速度(演出)が変わる
A新しいハリはハリ先が鋭いので魚がかかりやすい
Bハリ先のネムリ具合によって、かかり具合が変わる
C色付きのハリはツケエの見え方を変える
などがある。
私の場合、チヌ釣りではハリローテーションはしない。
どんなシチュエーションであっても、絶対的信頼を置いている一つのハリで通している。
▲私の愛用しているハリ「勝負ちぬネリエ&コーン2号」。右下に大知名人の「こいつで爆釣だ」ってメッセージが入っているが、本当にこいつで爆釣できるから、これ一つで問題ない。
一方グレ釣りにおいては、ハリローテーションを多用する。
グレは沈下中に食わせることが主であり、沈下速度にシビアになる必要があるがあるから。
沈下速度を変えるだけで、グレの食いが大きく変わる。
また、口太と尾長で種類を変えている。
口太の場合のスタンダードは「かかりすぎ口太の5号」、尾長が釣れる場所では「あわせちゃダメジナの6号」を使用している。
あわせちゃダメジナは、ハリ先がかなりネムっているため、ハリが口元にかかりやすい。
尾長は歯が鋭く、飲み込まれるとハリスを切られる可能性が高いため、このハリを使用することで、強気でヤリトリができる。
このように、私はチヌ釣りとグレ釣りで、ハリローテーションに関して全く異なる認識を持っている。
大事なことは、どうしたらもっと魚が釣れるのか?を考えること。
例えば自分の中で「5投して釣れなかったら、何か仕掛けを変えよう」とルールを決めるのも良いと思う。
やることは、ハリローテーションでもサシエローテーションでもいい。
釣れていないということは、正解が導き出せていないということだから、同じことを漠然と繰り返すのではなく、いろいろと試してみよう。
そういう行動から結果につながることはよくあり、それが経験となって釣技は向上していく。